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ep001:半人前×2

「ねえ、お兄さん」
背後から誰かが話しかけてきた。
勝人が振り向くとそこには赤いボディの少年が立っていた。
「君は・・・ウルトラマン?」
思わずそう呟いた。
「えっと・・・今はまだ一人前じゃないんだ・・・でも、大きくなったら絶対ウルトラ警備隊に入るんだ」
明るくそう答える。殺し合いの場に呼び出されたものとは思えないほど明るい。
まあまだこのバトルロワイヤルも始まったばかり。まだ実感がないのだろう。
「君・・・名前は?」
勝人は目の前にいる少年のようなウルトラマンに聞いた。
「僕はウルトラマンボーイ。ボーイって呼んで」
どうやら少年の名はボーイというらしい。まんまである。
「僕は朝日勝人。でもなんでぼくに話しかけたの?僕が殺し合いに乗っていたら・・・」
「勝人さんはそんな風に見えなかったから。なんて言うか・・・僕の尊敬する人たちと同じ印象を受けるんだ」
なおも明るく話すボーイ。そんなボーイと話しているうちに勝人の顔にも笑顔が見えるようになってきた。

時同じくして森の中。エリアA-7.
「望みが何でも叶うか。面白い!この殺し合い、乗ってやろうではないか」
木々の間に見えるその姿は“忍者”。
闇のヤイバは殺し合いを楽しもうとしている。
バッグの中身を確認していると、基本支給品とは違うマップと紙切れが出てきた。
「フッ!これはいい支給品だ」
ヤイバはその紙とマップを見ると笑みを浮かべた。
一通りの確認を終えると通常のマップを開き、目的地を決めた。
「ハッ!!!」
ヤイバは高速で木々を渡り、エリアA-3を目指した。

「ここか。なるほど・・・こいつか。さぁ動け!!バトルロワイヤルのプレシャスよ!!」
エリアA-3についたヤイバはある物を見つけるとそれにあるボタンを押した。
押してすぐ、その巨大な物体は空高くへ上がり、同時に似たような物体が複数集まってきた。
その物体は順に地に降り、やがては巨大なロボットと変形を遂げた。
「さぁ行け!!殺戮ロボットキングジョー!!このエリア付近にいる者を殺しまくれ!!」
ヤイバがそう叫ぶとキングジョーはエリアB-2へと歩みを進めた。

その地鳴りは徐々にこちらへ向かってくる。
「ボーイ。僕のそばを離れちゃだめだよ」
朝日勝人はまだ幼いウルトラマン・ボーイにそういった。
この地響きは間違いなく殺し合いを望むものだと思ったからだ。
とはいえ自分もボーイを守れるだけの力があるかどうかは正直自身がない。
「あぁあぁあぁ、勝人さん!! あ、あれ!!」
おびえながらボーイが指差した先にはまっすぐこちらへ向かってくるキングジョーがいた。
「な、何だあいつは・・・」
「キ、キングジョーだ!!」
ボーイは自分がもといたところで数々のロボットや怪獣を勉強していた。
名前くらいはすぐ出てくるだろう。
「キングジョー!?」
「う、うん。ぺダン星人が送り込んだ殺戮ロボットだよ・・・なんでこんなところに」
そんなことを話しているうちにもうそこまでキングジョーは迫っている。
「ボーイ・・・すぐにここを逃げるんだ・・・」
朝日勝人はボーイに逃げるように指示した。
「に、逃げろって、勝人さんはどうするの」
ボーイもやはり生身の人間を1人で置いていくことはできない様子だった。
「ぼ、僕は・・・あいつと戦ってボーイが逃げる時間を稼ぐ」
「む、無理だよ。キングジョーに勝てるわけないよ。武器もないのに・・・」
躊躇するボーイ。だが、勝人の手には歯ブラシが握られていた。
「これがあってよかった・・・。ボーイ、早く逃げるんだ」
そう言うと勝人は口に歯ブラシを当てて、その手を空に掲げた。
「シュワッチ!!!!」
掛け声とともに勝人の体は赤いウルトラの戦士。ウルトラマンゼアスへと変わった。
「な、何だ。あのウルトラマンは」
その姿を見たボーイは驚きながらも勝人の指示に従い逃げ始めた。
彼の尊敬するウルトラの戦士なら負けることはないと思ったのだろう。

歩みを進めるキングジョーの前にゼアスが立ちふさがった。
だがキングジョーはその歩みを止めることはなく、こちらへ向かってきた。
ゼアスもキングジョーのほうへ走って行き思いっきりパンチを食らわせた。
「シュワッ!!!    ウワッ!!!」
放ったパンチではキングジョーはびくともしなかった。
それどころか殴った手のほうがダメージを受けた。
かまわず前進するキングジョーを今度は正面から止めようとするゼアス。
「ウゥ!! ウワッ!!」
正面から立ち会ったゼアスだったがキングジョーの圧倒的な重さとパワーに軽々と吹き飛ばされてしまった。
キングジョーも業を煮やしたのかついにゼアスに攻撃を加えた。
キングジョーの上半身が回転し、その鋼鉄のような腕全体がゼアスの脇腹にクリーンヒットした。
「シュワァァァ!!!  グワッ!!」
さらに吹き飛ばされ大ダメージを受けるゼアス。
それでもゼアスは立ち上がり、必殺光線・スペッシュシュラ光線の構えをとった。
「シュワッッチ!!!!!!!!」
全力を振り絞り光線を放つ。気がつくとすでにカラータイマーは点滅していた。
「・・・・・・・・・・」
スペッシュシュラ光線は見事キングジョーに命中したが、キングジョーのボディには傷一つついていなかった。
「!?」
驚き、一瞬の油断がゼアスに生じた。
「・・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・ ・・・」
その隙にキングジョーは自信の最強技の1つ。破壊光線をゼアスに放った。
「!!! シュワァァァァ!!!!!!」
油断し、反応が1瞬遅れた。防御が間に合わず、威力絶大の破壊光線がゼアスに命中した。
ゼアスは後方へ吹き飛ばされ、倒れた。カラータイマーの点滅は速さを増している。
もう動くことすらできない。
そんなゼアスの前にキングジョーが立ちふさがり、再び破壊光線の構えをとった。
ゼアスが自分の死を覚悟したとき・・・キングジョーは4つのパーツに分かれどこかへ消えてしまった。
ゼアスもまた光に包まれ、朝日勝人の姿に戻った。

「ッチ!!あと一歩というところだったのに。時間切れか」
森の中で忍びがつぶやいた・・・・・



【朝日勝人@ウルトラマンゼアス】
現在位置:B-2 森
状態   :気絶、重傷
道具   :基本支給品・サッカーボール・ピカリブラッシャー
思考・状況
・これからどうする・・・
・殺し合いはしない

【ウルトラマンボーイ@ウルコロ】
現在位置:B-3 森
状態   :健康
道具   :基本支給品、ランダム支給品
思考・状況
・逃げなくちゃ
・勝人さんが・・・

【闇のヤイバ@轟轟戦隊ボウケンジャー】
現在位置:A-3 森
状態   :健康
道具   :基本支給品、キングジョーMAP、キングジョー取扱説明書
思考・状況
・殺し合いに乗った
・キングジョーがいれば無敵だ


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comment

Secret

No title

バトルロワイアルのプレシャスw
クロスオーバー小説だからこそ言えることですね。
面白いです。
やっぱり、キングジョーは強いな~
必殺技でも傷一つなしとか。
あ、ゼアスがまだまだ(ry
ボーイもこれからが気になります。
続きが楽しみです。

No title

天道甲平さん>キングジョーが強いんじゃなく、やはりゼアスが(ry
しかーし、ゼアスはまだまだ死にませんよw
ボーイもまたいろんな展開がw
プロフィール

珀式

Author:珀式
中学卒業&高校進学記念にこのブログを作ってしまいましたw
珀式です。
ここ最近はレンストにはまっています。
特撮は大体見てますがメタルは・・・すんませんorz

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